イノベーションの神話を読み終えて
まえから読みたかった イノベーションの神話 を O’Reilly Japan Ebook Store から購入しました。
内容は本書の目次を見るとだいたい見当がつくかとおもいます。
多くの人が「イノベーション」という単語にたいして、誤解をもって接しているんですよっていうことが書かれていますが、それは表面的なとらえ方かもしれません。
われわれは google の時代に生きているため、ちょっと検索すればすぐに答えにたどり着ける状況にいます。そのため、「自分で何かを作りたい」「こんなことをするとおもしろいんじゃないか」などど思いつつ google に関連キーワードを入力すると、すでに実行済みで結果を公開しているのを目撃するなど日常茶飯事です。(そのたびにモチベーションが急降下しますよね?)
自分が最近はまっている arduino にしても、google で検索してみると、すでに実験・研究などされつくしているかのようにも思えます。ただ、本書はそのような状況でも継続して一つの物事に接し続けた結果としてイノベーションがあるということを示唆してくれます。新しいもの、新しいアイディアは突如として天から降りてくるのではなく、日々の積み重ねからうまれるものであると感じさせてくれます。
何かを探求するときには常にその目標に対する自信と不安が同居するものですが、本書はその「不安」を和らげる作用があるように思います。モチベーションを高く保ちつつ前進している時には、さらに「自信」を向上させる作用があるように思います。
将来的に何かを成し遂げたいと考えている人にはとても有用な内容でおすすめです。
- 作者: Scott Berkun,村上雅章
- 出版社/メーカー: オライリー・ジャパン
- 発売日: 2007/10/29
- メディア: 単行本
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