ふりかえり(レトロスペクティブ)の効用
今の現場で、最近、2週に1回のサイクルでリリースを行なうようにしています。
そのリリースごとにふりかえり(レトロスペクティブ)を行なっているので、そこで感じたことを書いてみます。
われわれのチームでは「アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き」に書かれているようなアクティビティを意識してふりかえりを実践しているわけではないです。「アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き」のマインドである(と自分が理解している)イテレーティブでインクリメンタルな改善活動の源泉として、ふりかえりを実践しています。
まず、ふりかえりを実践するようになって「チームがよくなったな」と感じるのは以下の4つです。
- チームのルールを決めることによってみんなの意識が同じ方向を向く
- チームのよい習慣をよりよくすることができる
- チームのわるい習慣を(比較的)迅速に改善することができる
- チームの意見を吸い上げるタイミングが定期的にできることによって、普段なかなか言えない、言いづらいことを言えるようになる
とくに意識の統一感がでたことによる効果が大きくて、たとえば、われわれのチームでは「念のための確認をしあう」という、一見なんとも当たり前なルールがあるのですが、このルールが出来てから本当に各メンバーが念入りに確認を行なうようになり、成果物の質がグンと上がりました。
といった感じで、本当に効用があるふりかえり(レトロスペクティブ)はぜひ一度試してみる価値があると思います。
アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き
- 作者: Esther Derby,Diana Larsen,角征典
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 単行本
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