年が明けまして年始になってしまいましたが、2020 年をふりかえってみます。

全体のながれ

  • 3月末:
  • 5月:
    • フリーランス開始
    • B 社開始
    • D 社開始
  • 8月
    • K 社開始〜終了
  • 10月
    • K 社開始
  • 11月
    • E 社開始

それぞれの会社毎のふりかえり

スマートドライブ

退職エントリ にも書きましたが、引き続き Will の発見はできていないような感じがします。 一方で、そもそもそんなものあるのか?という疑問も湧いてきており、 今関わらせていただいている事業の大きな問題をちゃんと解決していくことに注力したほうが楽しいのでは?とも思えてきている、 そんな気分になっています。

2020 年の年末まで時間経過してみてもう一つ感じているところとしては、 To B SaaS のような、事業の流れが遅めだったり自分たちでコントロールしきれないだったりという形式の事業は自分にはあんまり向いてないように思えてきており(自分がコントロールできない状況が続きすぎるとストレスを感じるようである)、 To C のダイナミックさ、時として自転車操業的な進め方は自分にあっているように思えてきている、そんなところに着地しはじめているという気分のお話でした。

退職のタイミングで想定していた、色々なチームの成功・失敗に対する知見の蓄積、 スキルの幅を広げるという二点についてもかなり収穫のあった1年になったと思っています。

結論、退職は成功だったかなというところですね。

B 社

EC サイト事業を行っている企業です。 5月から稼働がはじまっており、当初は週 3 日稼働でやっていましたが、9 月から週 4 日稼働に増やしました。

5 年経過している EC サイト、古い Rails、古い Solidus(EC のパッケージです)、古いインフラ、蓄積しきっている技術負債… といった具合のよくある?状況だったわけですが…

2020 年から、あるいは、コロナ禍にあってめちゃくちゃ事業成長している企業の一つになっています。 EC 市場全体が伸びたというのもありますね。

開発したもののうち、大きな案件としては以下がありました。

  • SEO 対策および Imgix 導入
  • Sentry 整備
  • CloudWatch Logs / Insights 導入および構造化ログ導入
  • サブスクリプションモデルの商品開発
  • audit log 導入
  • 静的解析整備(Codacy, Rubocop, Stylelint, ESLint など)
  • 監視整備(Datadog 導入, NewRelic 撤去, Mackerel 撤去)
  • ユーザーが画像を投稿しつつ商品を購入できる仕組みを導入

マネジメント系では以下のようなことをやっていました。

  • 7 月にジョインして3ヶ月たったところでの所感の共有 to 経営陣
  • 10 月に中長期計画づくり、経営陣と握って Fix、そして組織変更、Engineering Manager + Scrum Master 兼務開始
  • Scrum 本格導入、プロセス全般整備、関連ツール整備など
  • 12 月に第二四半期の中長期ふりかえり+新計画づくり(経営陣への共有は年始にやりました)
  • 四半期とおして運用してみて大中小のサイクルが一通り回ってふりかえりもやって… やっと PDCA まわってきた感じがあります

上記したとおり、確かに技術負債が大分厳しい感じの状況ではあるのですが、 同時に、上記にあるような改善が着実に進んでいること・それが実感としてよくなっている認知にいたっていることあたりの効果により中の人達はかなりいい雰囲気でやれています。 また、12 月の新中長期計画の一部として技術負債の返却に向けてのロードマップが完成したので、後はやるだけだな!という感じにはなってきました。

目の前の問題は非常に大きいですが、同時に非常に面白いフェーズだなぁと感じながら仕事できているので自分としても充実しています。

D 社

こちらはサブスクリプション型の EC を行っている企業です。

5月〜7月で稼働していましたが、年末の時点では実稼働なしな状況になっています。 採用支援業務をおこなっていました。

K 社

こちらは To B で業務支援系 Horizontal SaaS な企業です。 8 月にジョインする前提で業務委託として稼働してマッチングの確認をしてみましたが、報酬面が折り合わず 3 週間ほどで辞退になりました。 当時を思い返してみると、非常にマッチ度が高い感触があったので残念でしたね。

ただ、年始の今のタイミングで改めて振り返ってみると、スマートドライブの節で記述したとおり To B はやらなくて正解だったかもな〜、という気持ちもあります。

K 社(ひとつ上の K 社とは別です)

こちらは To C なモール型 EC 事業を行っている企業です。 10 月から技術顧問として関わっています。 アーリーステージなのでまだまだこれからです。

システムは 11 月に大規模に変更しまして、Rails で自前で実装していたものを Shopify を使うようにリプレースしていっている最中、という状況に変わっています。 というのもあって、最近はあまり関わりがなくなってきています。

E 社

こちらは To B で Fintech 系 SaaS な企業です。

11 月末から関わり始めましたが、年始で終了とすることにしました。 月 20 時間稼働でプログラミングを行う関わり方は無理があるということを学べたかんじです。 チームメンバーとアウトプットの足並みが揃わなくて大分厳しかったです。

もう一つ理由をあげるとすると、関わってみたものの学びが少なかったなと感じていて、 それは B 社で日々やっている問題解決をめちゃくちゃ小さい問題にスケールダウンしつつ再度対応するみたいなイメージの話が多かった、という点があったように思います。

スタートアップ開発あるある系問題っていうかんじですかね〜。 このあたりは別記事たてて整理してみたいなと思っております。

総括

僕の人生史上はじめてフリーランスをやってみて、大変充実し、学びが多く、成長できた一年だったな!と思いました。 エンジニアリング、マネジメント両面の知識アップデートが大量にできたのもすごくよかったです。

2021 年も引き続きフリーランスでやっていこうと思っています。ご贔屓によろしくおねがいします〜!

おわり