2025年6月のふりかえりです。 引き続き B 社(月1日程度)、G 社(週5日)に関わらせていただいております。

B 社

引き続き、基本的に日中作業はおこなわず、対応が必要になった際に都度作業する方針で関わっております。

  • TechLead 業務
    • ひきつづき各エンジニアの成果物のレビューや、設計方針の相談・レビューなどに時間を使っています。
    • claude code 等を使ったレガシーシステムへの向き合い方についてアドバイスしたりしていました。

G 社

6 月は以下のような活動を行っていました。 PM 業務を 2 割くらい、Software Engineer 業務は 8 割くらいという割合で対応していました。

  • 先月から引き続き部品の調達周りの DWH を拡張していく作業を進めていました。
    • 実際に現場で業務されている方に見ていただきつつ、こういったこともできるかな?といった相談を受けてクエリを追加していくようなところを対応していました。
  • 生産で使用する部品とリペアで使用する部品で同一の部品を使うことが当然多いわけですが、そうなると部品のフォーキャストが見定めづらくなる点を改善するための開発を進めていました。
  • 変更管理システム(Jiraベースで構築しています)に新しい情報を載せるようになったのを受けて、DWH側もその情報を表示できるようになるまでのフローを整えました。
  • DuroというPDMシステムのデータを我々のシステムに同期するようにしていますが、この同期範囲を部品の親子関係も対象とするよう拡張しました。
  • BIツールとしてこれまでRedashを使ってきましたが、最近は金額データも取り回し始めており、権限周りが難しい感じになってきていたため、これを機に新しいBIツールを導入する方向で検討をしはじめました。おそらく7月中には諸々調査しおえて稟議からの移行開始みたいなスピード感で進めることができればと考えています。
  • 他、細かい対応を色々やっていました。
    • 原因は判然としていないのですが、AirbyteかExcelかBOXかのどこかで漢字が格納されているデータの一部に漢字をカタカナに変換した文字列が追記されるという謎現象がデータによっては発生するようになっており、ある程度パターンを見出して消し込むみたいな泥くさい対応をしていました。
    • 昔から BQ 上に手で作成されていた検査データの View が非常に遅く(1問い合わせ数分かかる)業務に支障が出ていたので、これを dbt 側で Table に結果を格納して高速化するよう対応しました。
    • 生産時に製品に組み込んだ部品群のシリアル番号を木構造で保持するシステムをEMSにて運用していますが、このデータを同期するLambdaベースのシステムが同期に15分以上かかるようになり始めてLambdaで処理しきれなくなってきたのでECSで実装し直しました。

6月26日に dbt のウェビナーがあり参加していましたが、dbt Fusion はなかなか期待できそうですね。 BQ ベースで使っているので実際に Fusion を使い始めるのは少し先になりそうですが、待ち遠しいです。

6月後半から claude code を上記したような作業の一部で使い始めていますが、使い所はまだかなり限定的だなという所感ですね。 PoC時期だと割り切ってかなり我慢しながらコードを書かせていますが、ほとんど自分で書いたほうが速度とクオリティで勝るので、残念ながら使用前後で感想に変化はなかったです。 ただ、Golangのテストコードのようなめんどくさい上に冗長性のかたまりのようなコードは自分で書きたくないので、そういったコードの範囲は完全に任せ始めています。 精神の安定に寄与してくれて嬉しいポイントでした。 他、試した範囲で「めんどくさい上に冗長性のかたまりのようなコード」に該当するな(=AI適用可能範囲だな)と認識しているのは以下でした。

  • Dockerfile
  • Makefile

AIに対する所感は以上です。

おわり