2024年6月ふりかえり
2024年6月のふりかえりです。 引き続き B 社(月1〜2日)、G 社(週5日)に関わらせていただいております。
B 社
6 月からは基本的に日中作業はおこなわず、対応が必要になった際に都度作業する方針で関わっております。 Rails 製の EC サイトの開発業務と Engineering Manager 業務を行っております。
- 採用関連
- 引き続き採用を進めています。
- 中長期相談
- いよいよ EC のコードベースの寿命がないことに実感が伴ってきており、今後の進め方の相談などしておりました。
- どんなに延命しても10年もたないよねという共通認識を形成しているイメージです。
- システム開発に対する投資余力が伸びない数年を経て、全システムを内製継続する既存路線をそのままやっていくことの限界が見えていたり、全システムを内製している現状から一定外部のサービスにリプレースおよび委託していくとどうなりそうかなど、様々な観点からお話していました。
- いよいよ EC のコードベースの寿命がないことに実感が伴ってきており、今後の進め方の相談などしておりました。
- TechLead 業務
- ひきつづき各エンジニアの成果物のレビューや、設計方針の相談・レビューなどに時間を使っています。
G 社
6 月は以下のような活動を行っていました。 PM 業務を 4 割くらい、Software Engineer 業務は 6 割くらいという割合で対応していました。
- システム関連
- 引き続き他システムとの連携部分の実装を進めています。
- 製造業に関連するシステムに関わってらっしゃるみなさんはどうしても一般的なWeb界隈の技術とは違う技術で普段の開発をされているところがあり、企業間ネットワークでのデータのやりとりに人間が介在しないとできません、みたいなことが往々にしてあるかなとおもいます。
- 今回はこのあたりを少し突破できまして、ぼくたちのシステムの配置先である AWS の S3 を使ってファイルのやりとりができるようになった、という、僕たちとしては大きめのマイルストーンを達成できた月になりました。
- すこしづつ製造の過程に関するデータが集まるようなイメージが整ってきているため、これまで作ってきた部分のデータベースリファクタリングを進めてより正規化具合を高めておきました。
- もうすこし未来になると、正規化された製造系データや他システムが生み出している業務データなどを組み合わせることができそうになってきているため、データレイクに対して雑にクエリを発行できるようなシステムに思いを馳せていました。
- 実際に使用しているデータソースへの対応具合が一番良さそうという意味だとやはり Redash が強いなというところで、一旦検討を終えています。(インスタンス作るのはもう少し先、必要になってから対応しようかなと)
- 一応クエリ発行に重きを置くのではなく、グラフ作ったりダッシュボード作ったりするというところの検討も一部行い、以外と AWS QuickSight がいい感じという気づきを得ました。
- 最終形としては Tableau や Power BI あたりになるような予感はしつつ、BI製品の選定はもう少し未来に実施したいと考えています。
- 製造現場での検査工程の一部として画像認識をつかった、人間が見てもよくわからないけど画像認識だったら異常検出できたりしないかな、といった点についてのPoCを実施していました。
- Amazon Lookout for Vision にお試して画像登録してみて期待する挙動が得られそうか、といった簡易的なトライアルをしてみましたが、意外にも結構良好な感触を得ることができて嬉しい誤算という話になってきました。
- PoCの結果を社内で公表したところ、結構食いつきがよかったのですが、一方で銀の弾丸に見えているだろうなというところがあり、期待値コントロールがすごく重要になりそうだなと感じているところです。
- たとえば、判定結果の偽陽性・偽陰性をどう取り扱うのかといったポリシーを決めるところが難儀しそうですねという話を最近はしているところです。そもそもの検査やQAといった概念との根本的な相性の悪さがあるよね、など。
- 引き続き他システムとの連携部分の実装を進めています。
- 業務関連
- 引き続き設計変更まわりの業務プロセスの作り込みだったり、システム連携だったりといった話を進めていました。
- 新しい製品向けの製造工程に関連する業務の作り込みまわりの未決定事項を順繰り決定していっているのも並行して進めております。
- 製造委託先の EMS にもぼくたちが普段使っているツール(WrikeやJiraなど)を普段使いしてもらえるように推進したりもしていました。
おわり