あけましておめでとうございますということで 2024 年をふりかえってみます。

2024 年ふりかえり

2023 年のふりかえり記事は こちら になります。

2024 年のひとことまとめとしては以下のようになります。

  • ほとんどの稼働がG社になり、PM+SoftwareEngineerロールで稼働しています。
  • B社は月1日程度の稼働(なにかあったら作業する)ような状況に変化しました。

G 社での業務について

2023年後半から関わらせて頂いており、引き続き2024年も年間通して関わらせていただくことができました。 G社はロボットを売る会社で、ぼくの関わり方としてはロボット自体のソフトウェアではなく、ロボットを生産したりアフターサービスを提供したりする領域に引き続き関わっています。

ロールとしては引き続きPM+SoftwareEngineerです。 チームとしては僕+PMO相当の仕事をしてくれている方の工数0.3人月程度で日々の作業をしていました。 生産現場の観察から仕立てるシステムへの接続まで、そして、システム自体の開発を中心に作業していました。 2023年のふりかえり ではまだどのような方向性に進むべきか、中長期計画どうするか、あたりが煮詰まってなかったようですが、 2024年はそのあたりが一通り明確になり計画に沿って推進していける状況が作れていたかなと思います。

当時想定していたよりもかなりの速度でシステムが出来上がっていったのもあり、中長期計画を大幅に前倒しして完了してしまうような状況になったため、再度中長期計画を策定し、作業実績ベースで計画を立てることでもう少し精度高めの計画を第二弾として用意したりしていました。

実際に対応している日々の業務内容としては 製造業DX と言われているような領域が一番当てはまるかなと思いますが、 製造業DX は会社によって、生産している製品によって、など様々なパラメータにより全然違う方向性での取り組みになることが多いのではないかと、実際に体験してみて感じているところです。

僕が実際に作業している内容の話せる範囲での具体的な項目としては、以下のようなものがありました。

  • BOM のシステムを現場導入し、BOMシステム自体の開発元との窓口になったり、BOMシステム自体の仕様の説明をできるよう構えておくだったり
  • 社内や EMS(製造受託企業), アフターサポート側(委託先含む)との日々のやりとりで発生していく様々なデータについて、それぞれをデータレイクとして認識・整理しつつ、DWH のデータソースになるよう実装していく
  • Redash を導入・運用し、上記で開発・運用している DWH をデータソースとして様々な見える化・ダッシュボード化や通知の生成を行う
  • 既存のデータ資産(ダッシュボード化している Google Sheets とかですね)に上記で開発・運用している DWH をデータソースとして接続する・マイグレーションする

上記したような DX 化を推し進めていったようなかんじです。 Redash を導入して少しづつこれまで見えなかったデータやグラフが見えるようになってくると、日々お話するような現場の方々の反応が如実に良くなっていったのが印象的で、 製造業に関わる皆さんは現物主義なところがあるので、見える化を予定していたよりも前倒して進めたのは良い判断だったかなと思っております。

※現物主義: 設計が正しいからと言って製品が正しく動くわけではないという経験則に基づく主義ですね

2025年も引き続き 製造業DX を進めていくことになりますが、より現場の業務に密接に紐づいた見える化だったり、 業界的に一般指標といえるような指標などを書籍等から情報を集めつつ提供していくのが仕事になると計画しておりますので、そのように進めていければと考えております。

B 社での業務について

引き続き 2024 年も B 社での稼働が続きました。 G社が週5日稼働になったことから、B社は月1日程度の稼働、なにかあったら対応する的な稼働に変化しました。

B社としては年末頃からクラウドのコスト最適化を行う企業の方に一部入っていただき、現状のシステムを見ていただくというのがハイライトとしてあったかなとおもいます。 関連する作業が色々と発生し、11〜12月付近は少し多めに稼働していました。

システムの全体的な方向性としては、特に僕が関われなくなったことやRailsのレガシーシステムを内製で開発・運用しつづけることの限界が見えてきているよねという話をしていたりしました。 これはシステムだけの話ではもちろんなくて、サービス立ち上げ時の初期判断・システム投資の限界点・現システムを刷新するための見立てコストと時間軸あたりを考慮しての話で、難しいという判断をしているという話になります。 一旦の結論としては、内製開発の全体量を下げていく方向を経営と合意しつつ、ではどのようにという点で様々検討してもらい、初手はECのフロントエンド部分をShopifyに置き換えることを前提に検討を進めた年後半という感じになりました。

このあたりは2025年も引き続きという流れになるかなと思います。

各月の様子

もうすこし解像度の高い、毎月のふりかえりは各記事を参照していただく形にしたいとおもいます。 お時間ありましたらこちらもどうぞ。

おわりに

2024年は、主に製造業DXを進めるお仕事をした一年になりました。

話をまとめたり、システムを作ったりで、仕事がどんどん進んでいった実感を得ることができて一年があっという間に終わってしまったように思います。 一方で特にマネジメント領域の難しい話をしなかった一年でもあったので、自分にとっては難易度低のゲームをし続けてしまったような気がしています。

2025年は心機一転新しい仕事を模索したほうがいいのかもしれない、ということにふりかえりを書いていく中で気づけたので、すこしこの方向も動いてみようかなと思います。 (お仕事お待ちしています)

おわり